- ホワイトペーパーとサービス資料は役割が違う
- ホワイトペーパーにサービス紹介は必要?
- サービス紹介を入れる3つのメリット
- 1.読者の次の行動を示せる
- 2.自社がそのテーマの専門家であることを伝えられる
- 3.商談や問い合わせにつなげやすくなる
- サービス紹介を入れすぎると逆効果になる
- サービス紹介はどこに入れる?
- 本文中にサービス紹介を入れてもよい?
- サービス紹介は何ページくらいが適切?
- 1ページにまとめる場合
- 2ページにする場合
- 読者のフェーズによってサービス紹介の量を変える
- ホワイトペーパーに入れやすいサービス紹介の内容
- サービス紹介でよくある失敗
- サービス紹介のページが多すぎる
- 本文からサービス紹介へのつながりがない
- 自社の強みを並べるだけになっている
- 問い合わせしか選択肢がない
- サービス説明が本文より目立っている
- 「サービスを紹介しない」という選択肢もある
- サービス紹介より「次のコンテンツ」を案内する方法もある
- サービス紹介は「読後の行動」から逆算して考える
- サービス紹介ページも「読者視点」で作る
- ホワイトペーパー全体の価値を下げないことが最優先
- まとめ|サービス紹介は必要。ただし主役は読者に役立つ情報
「ホワイトペーパーの最後にサービス紹介は入れた方がいい?」「営業色が強くなりすぎないか心配」「どのくらい自社サービスを紹介すればいいかわからない」
ホワイトペーパーを制作する中で、このような悩みを感じる方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、ホワイトペーパーにサービス紹介を入れること自体は問題ありません。
ただし、ホワイトペーパーの主役はあくまで読者にとって役立つ情報です。
サービス紹介の割合が大きくなりすぎると、読者から「結局サービスを売りたいだけの資料だった」と思われてしまい、ホワイトペーパー本来の価値を損なう可能性があります。
一方で、サービス紹介をまったく入れなければ、資料を読んで興味を持った人が「この課題を解決するために次に何をすればよいのか」を判断しづらくなることもあります。
そのため重要なのは、サービス紹介を入れるかどうかではなく、読者の課題解決を邪魔しない形で、自然に次の選択肢として提示することです。
本記事では、ホワイトペーパーにサービス紹介を入れるメリットや適切な割合、入れる位置、よくある失敗について解説します。
ホワイトペーパーとサービス資料は役割が違う
まず理解しておきたいのが、ホワイトペーパーとサービス資料は役割が異なるという点です。
ホワイトペーパーは、顧客が抱えている課題に対して、役立つ情報やノウハウを提供するためのコンテンツです。
一方、サービス資料は、自社の商品やサービスについて理解してもらうことを目的としています。
主な違いを整理すると、以下のようになります。
比較項目 | ホワイトペーパー | サービス資料 |
主な目的 | 顧客課題の解決に役立つ情報提供 | 自社サービスの理解促進 |
主役 | 顧客・顧客課題 | 自社サービス |
主な内容 | ノウハウ、調査、比較、事例など | 機能、特徴、料金、導入方法など |
想定読者 | 潜在層〜検討層 | 比較検討層〜顕在層 |
営業色 | 比較的弱い | 強い |
次の行動 | 関連コンテンツ、サービス検討など | 問い合わせ、商談、申込 |
ホワイトペーパーの中にサービス紹介を入れる場合でも、この違いを崩さないことが重要です。
資料の大部分がサービス説明になってしまうのであれば、それはホワイトペーパーではなく、サービス資料に近いコンテンツになります。
ホワイトペーパーにサービス紹介は必要?
基本的には、必要に応じて入れることをおすすめします。
ただし、すべてのホワイトペーパーに同じ量のサービス紹介を入れる必要はありません。
読者の検討フェーズやホワイトペーパーのテーマによって、適切な情報量は変わります。
例えば、「BtoBマーケティングとは?」のような潜在層向けのテーマを読んでいる人は、まだ具体的なサービスを探していない可能性があります。
そのため、最後に簡単なサービス紹介を入れる程度でも十分です。
一方、「ホワイトペーパー制作を外注するメリット」や「ホワイトペーパー制作会社の選び方」といったテーマを読んでいる人は、すでに外注を検討している可能性があります。
この場合は、対応範囲や制作実績など、サービスについて少し詳しく紹介しても自然です。
つまり、サービス紹介の必要性や情報量は、読者の検討度に合わせて調整することが重要です。
サービス紹介を入れる3つのメリット
1.読者の次の行動を示せる
ホワイトペーパーを読んで課題や解決方法を理解しても、その先に何をすればよいのかわからない場合があります。
例えば、「ホワイトペーパーの作り方」を読んだ人が、「自社で作るのは難しそう」と感じたとします。
そのタイミングで制作サービスについて案内があれば、外注という選択肢を知ることができます。
サービス紹介は単なる営業訴求ではなく、読者にとって課題解決の次の選択肢を提示する役割もあります。
2.自社がそのテーマの専門家であることを伝えられる
ホワイトペーパーの内容と自社サービスに関連性がある場合、最後に実績や支援内容を紹介することで、専門性を補強できます。
例えば、「500本以上のホワイトペーパー制作経験をもとに企画から支援しています」といった情報があれば、記事や資料で紹介したノウハウが実務経験に基づいていることも伝わります。
ただし、実績を大きく見せること自体を目的にするのではなく、本文の内容に信頼性を加える要素として使うことが重要です。
3.商談や問い合わせにつなげやすくなる
ホワイトペーパーを読んで課題意識が高まった人に対して、サービス紹介や問い合わせ導線があれば、そのまま次の行動につながる可能性があります。
特に、比較・選定型や課題解決型など、サービス検討に近いテーマでは相性が良いです。
読者が興味を持ったタイミングで、問い合わせ、サービス資料、事例、無料相談など複数の選択肢を用意しておくと、行動しやすくなります。
サービス紹介を入れすぎると逆効果になる
一方で、サービス紹介の割合が大きすぎるホワイトペーパーには注意が必要です。
例えば、全15ページのうち、前半5ページだけノウハウを説明し、残り10ページがサービス紹介になっている場合、読者は「資料をダウンロードしたら営業資料だった」と感じるかもしれません。
特に、タイトルが「○○の方法」「○○チェックリスト」となっているにもかかわらず、実際にはサービス説明が中心だと、期待していた内容とのギャップが生まれます。
これはホワイトペーパーへの満足度だけでなく、企業に対する印象にも影響する可能性があります。
そのため、タイトルで約束した情報を十分に提供したうえで、最後に必要な範囲でサービス紹介を入れることが重要です。
あわせて読みたい
サービス紹介が多すぎるホワイトペーパーの改善方法
サービス紹介はどこに入れる?
最も一般的で使いやすいのは、ホワイトペーパーの最後に入れる方法です。
本文では読者の課題解決に必要な情報を提供し、最後に「この課題を解決する方法の一つとして、自社サービスがあります」と紹介します。
例えば、以下のような構成です。
ページ・セクション | 内容 |
冒頭 | 課題・背景 |
本文前半 | 原因・考え方 |
本文中盤 | 解決方法・具体策 |
本文後半 | チェックポイント・事例 |
最後 | サービス紹介・問い合わせ導線 |
この順番であれば、読者はまず欲しかった情報を得ることができます。
そのうえで、自社だけでは解決が難しいと感じた人がサービス紹介を見るため、自然な流れになります。
本文中にサービス紹介を入れてもよい?
テーマによっては、本文中にサービスを紹介しても問題ありません。
ただし、無理に自社サービスへつなげないことが重要です。
例えば、複数の解決方法を紹介する記事やホワイトペーパーで、その中の一つとして自社サービスが該当するのであれば、自然に紹介できます。
一方で、すべての説明を強引に自社サービスへつなげると、読者に営業色を強く感じさせてしまいます。
本文中に紹介する場合には、読者にとって必要な情報として自然に登場するかどうかを基準に判断しましょう。
サービス紹介は何ページくらいが適切?
明確な正解はありませんが、10〜15ページ程度の一般的なホワイトペーパーであれば、最後の1〜2ページ程度にまとめるケースは使いやすいです。
例えば、以下のような構成があります。
1ページにまとめる場合
サービスの概要、特徴、問い合わせ先を簡潔に紹介します。
潜在層向けホワイトペーパーや、営業色をできるだけ抑えたい場合に向いています。
2ページにする場合
1ページ目でサービスの概要や特徴、2ページ目で実績、制作フロー、問い合わせ方法などを紹介します。
サービスとの関連性が高いテーマや、比較検討層向けホワイトペーパーで使いやすい構成です。
重要なのはページ数そのものではなく、読者が期待しているお役立ち情報より、サービス紹介の存在感が大きくなっていないかです。
読者のフェーズによってサービス紹介の量を変える
ホワイトペーパーのテーマごとに、サービス紹介の強さを変える方法もおすすめです。
顧客フェーズ | テーマ例 | サービス紹介の考え方 |
潜在層 | BtoBマーケティングがうまくいかない原因 | 簡潔な紹介にとどめる |
課題認識層 | 問い合わせ前の見込み顧客と接点を作る方法 | 関連サービスを軽く案内 |
解決策探索層 | BtoBのリード獲得方法 | 解決策の一つとして紹介 |
解決策検討層 | ホワイトペーパー制作を外注するメリット | 対応範囲や特徴を紹介 |
比較検討層 | ホワイトペーパー制作会社の選び方 | 実績・特徴・支援内容まで紹介 |
潜在層向けの資料で料金表や詳細な制作フローまで紹介しても、まだ必要とされていない可能性があります。
逆に、比較検討層向けであれば、具体的な情報がない方が不親切になることもあります。
読者の状態を考えながら調整しましょう。
あわせて読みたい
ホワイトペーパーの構成の作り方
ホワイトペーパーに入れやすいサービス紹介の内容
サービス紹介には、何でも掲載すればよいわけではありません。
ホワイトペーパーのテーマや読者に関連する情報を優先することが重要です。
例えば、以下のような内容があります。
サービス概要
対応できる課題
支援内容
特徴
実績
制作事例
支援の流れ
関連するサービス資料
問い合わせ先
無料相談の案内
特に「何ができるサービスなのか」と「どのような人に向いているのか」が短時間で分かるようにすると、読者が自分に関係するサービスか判断しやすくなります。
サービス紹介でよくある失敗
サービス紹介のページが多すぎる
ホワイトペーパーの後半がほとんどサービス紹介になっていると、読者が期待していた情報とのギャップが生まれます。
サービス説明が多く必要なのであれば、別途サービス資料を用意して案内する方法もあります。
本文からサービス紹介へのつながりがない
例えば、採用課題について解説していたにもかかわらず、最後に突然別の商材を紹介すると、違和感が生まれます。
ホワイトペーパーで扱った課題と、自社サービスがどのようにつながっているのかを明確にしましょう。
自社の強みを並べるだけになっている
「高品質」「豊富な実績」「手厚いサポート」といった表現を並べるだけでは、読者にとってのメリットが伝わりません。
どのような課題に対応できるのか、読者の視点から説明することが重要です。
問い合わせしか選択肢がない
読者によっては、まだ問い合わせをする段階ではないこともあります。
問い合わせだけでなく、サービス資料、事例、関連ホワイトペーパー、セミナーなど、複数の次の行動を用意すると使いやすくなります。
サービス説明が本文より目立っている
本文ではシンプルなデザインだったのに、サービス紹介だけ大きな文字や強い色、複数のCTAを使用すると、営業色が急に強く感じられることがあります。
資料全体のトンマナを揃えながら、自然に紹介しましょう。
「サービスを紹介しない」という選択肢もある
ホワイトペーパーによっては、あえてサービス紹介を入れない方法もあります。
例えば、独自調査レポートや業界全体の啓発を目的とした資料など、企業の専門性や認知を高めることを主な目的としている場合です。
また、ダウンロード後のメールやLPなど、別の場所でサービス導線を設計しているのであれば、PDF内で強く紹介する必要がない場合もあります。
ホワイトペーパー単体ではなく、ダウンロード前後を含めた顧客導線全体で考えることが重要です。
サービス紹介より「次のコンテンツ」を案内する方法もある
すぐにサービス紹介へつなげるのではなく、関連コンテンツを案内する方法もあります。
例えば、「ホワイトペーパーとは?」という潜在層向け資料であれば、最後に制作サービスを強く訴求するよりも、「ホワイトペーパーの作り方」「制作会社の選び方」「制作チェックリスト」といった次のコンテンツを紹介する方が自然な場合があります。
顧客の理解が深まり、検討度が高まったタイミングでサービス情報を届けることで、営業色を抑えながら関係を継続できます。
そのため、ホワイトペーパーの最後には必ず問い合わせを置くのではなく、その読者が次に知りそうな情報は何かを考えてCTAを設計することをおすすめします。
サービス紹介は「読後の行動」から逆算して考える
サービス紹介を考えるときには、「何ページ入れるか」よりも、「読んだ後に何をしてほしいか」から逆算すると決めやすくなります。
例えば、以下のように整理できます。
目的 | 読後の行動例 | 適した案内 |
潜在層との接点継続 | さらに情報収集する | 関連WP・記事 |
課題理解を深める | より詳しく学ぶ | ウェビナー・事例 |
サービス理解 | 自社サービスを知る | サービス資料 |
比較検討 | 導入可否を判断する | 事例・料金・支援内容 |
商談獲得 | 担当者へ相談する | 問い合わせ・相談 |
このように考えると、すべてのホワイトペーパーで同じ最終ページを使い回す必要はないことが分かります。
テーマや読者の状態に合わせて、最適な導線を設計しましょう。
サービス紹介ページも「読者視点」で作る
サービス紹介ページだからといって、突然企業目線へ切り替える必要はありません。
例えば、「当社は○○を提供しています」と説明するだけではなく、「このような課題を抱えている方に対して、○○をご支援しています」と表現することで、本文から自然につなげられます。
ホワイトペーパー制作サービスであれば、
「テーマ企画に悩んでいる」「原稿を作るリソースがない」「図解やデザインまで社内で対応できない」といった課題を提示したうえで、それぞれに対応できる支援内容を紹介します。
サービス紹介ページでも、自社が何を売っているかではなく、読者のどの課題を解決できるかを中心に考えることが重要です。
あわせて読みたい
ホワイトペーパーを営業で活用する方法
ホワイトペーパー全体の価値を下げないことが最優先
ホワイトペーパーをマーケティング施策として制作すると、どうしてもリード獲得や商談化を意識します。
しかし、短期的な営業成果を求めるあまり、サービス紹介を増やしすぎると、コンテンツとしての価値が下がってしまうことがあります。
ホワイトペーパーを読んだ人に「役に立った」と感じてもらえれば、その時点では問い合わせにつながらなくても、その後のメルマガや別のコンテンツを見てもらえる可能性があります。
反対に、「営業資料だった」と感じられてしまえば、その後の情報提供まで避けられてしまうかもしれません。
ホワイトペーパーでは、まず読者に価値を提供することを優先し、そのうえで自然な形でサービスへの導線を用意することが重要です。
まとめ|サービス紹介は必要。ただし主役は読者に役立つ情報
ホワイトペーパーにサービス紹介を入れること自体は問題ありません。
むしろ、ホワイトペーパーを読んで課題への理解が深まった人に対して、次の解決方法として自社サービスを紹介することには意味があります。
ただし、ホワイトペーパーの主役はあくまで読者です。
自社の商品やサービスについて伝えることを優先するのではなく、まずタイトルで約束した情報を十分に提供し、「読んでよかった」と感じてもらえる内容にすることが重要です。
そのうえで、読者の検討フェーズやホワイトペーパーのテーマに応じて、サービス紹介、関連コンテンツ、事例、問い合わせなど、適切な次の行動を用意しましょう。
ホワイトペーパーのサービス紹介は、商品を売り込むためのページではなく、読者が課題を解決するための次の選択肢を示すページとして考えると、自然な導線を作りやすくなります。
PADOUでは、これまで500本以上のホワイトペーパー制作に携わってきた経験を活かし、テーマ企画や構成、リサーチ、ライティング、図解、デザインまで一貫して対応しています。
ホワイトペーパー本編だけでなく、最後のサービス紹介ページやCTAまで、読者の検討フェーズやその後の活用方法を踏まえて設計します。
「サービス紹介をどこまで入れるべきかわからない」「営業色を抑えながら問い合わせにつなげたい」「既存ホワイトペーパーの最後のページを改善したい」といったご相談にも対応していますので、まずはお気軽にご相談ください。
Contact
お問い合わせ
ホワイトペーパー制作に関するお悩みは
PADOUにお任せください
具体的な内容が定まっていない段階でも問題ございません。
課題や目的を整理しながら、最適な情報設計やデザインをご提案いたします。
まずはお気軽にご相談ください。
人気の記事
記事を準備中です。

