- ホワイトペーパーのページ数に正解はない
- 一般的なホワイトペーパーは10〜15ページ前後が目安
- ホワイトペーパーの種類によって適切なページ数は変わる
- ページ数を決める前に「一つのテーマ」に絞る
- ページ数が多ければ価値が高いわけではない
- ページ数が多すぎるホワイトペーパーのデメリット
- 最後まで読まれにくくなる
- 伝えたいメッセージがぼやける
- 制作工数が増える
- 効果を分析しにくくなる
- ページ数が少なすぎる場合にも注意する
- ページ数だけでなく1ページあたりの情報量も重要
- 図解を使うとページ数が増えることもある
- 表紙やサービス紹介もページ数に含めて考える
- サービス紹介を増やしてページ数を合わせない
- ページ数は企画・構成を作ってから決める
- ホワイトペーパーのページ数を決めるときのチェックポイント
- 長いホワイトペーパーは分割する方法もある
- 「読了させること」だけを目的に短くしない
- ページ数より「情報の密度」を意識する
- まとめ|ページ数ではなく「必要な情報量」から考える
「ホワイトペーパーは何ページくらい作ればいい?」「10ページでは少なすぎる?」「情報をたくさん入れた方が価値のある資料になる?」
ホワイトペーパーを制作する中で、このような疑問を感じる方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、ホワイトペーパーに「必ず○ページにすべき」という決まりはありません。テーマや目的、読者に提供する情報によって、適切なページ数は変わります。
ただ、これまで500本以上のホワイトペーパー制作に携わってきた経験では、一般的なノウハウ型や課題解決型のホワイトペーパーであれば、10〜15ページ前後に収まるケースが多くあります。
重要なのは、ページ数を先に決めて内容を合わせることではありません。まず「このホワイトペーパーで読者に何を伝えたいのか」を決め、そのために必要な情報を整理した結果としてページ数を決めることが重要です。
本記事では、ホワイトペーパーのページ数の目安や、種類ごとの考え方、ページ数が多すぎる・少なすぎる場合の注意点について解説します。
ホワイトペーパーのページ数に正解はない
ホワイトペーパーの適切なページ数は、資料ごとに異なります。
例えば、「ホワイトペーパー制作チェックリスト」であれば、数ページでも十分に価値を提供できる場合があります。一方、独自調査の結果を詳しく分析するレポートであれば、20ページ以上必要になることもあります。
そのため、単純に「10ページ以上あればよい」「20ページあった方が充実して見える」と考えるのはおすすめしません。
ページ数を決める際には、ホワイトペーパーの目的やテーマ、想定読者、読者が抱えている課題、必要な情報量、図解やデータの量、ホワイトペーパーの種類、読後に取ってほしい行動などを総合的に考える必要があります。
ページ数はあくまで結果であり、読者に必要な情報を過不足なく届けられることが最優先です。
一般的なホワイトペーパーは10〜15ページ前後が目安
ノウハウ型や課題解決型など、一般的なホワイトペーパーでは、10〜15ページ前後が一つの目安になります。
例えば、14ページ程度で制作する場合には、以下のような構成が考えられます。
ページ | 内容例 |
1 | 表紙 |
2 | はじめに・課題提起 |
3 | 課題の背景 |
4 | 原因 |
5〜9 | 解決方法・ノウハウ |
10〜11 | 具体例・チェックポイント |
12 | まとめ |
13 | サービス紹介 |
14 | 会社情報・CTA |
この程度のボリュームであれば、一つのテーマについて必要な情報を整理しながら、読者にも大きな負担をかけずに読み進めてもらいやすくなります。
ただし、10〜15ページに合わせるために無理に情報を増やしたり、逆に必要な情報を削ったりする必要はありません。テーマによっては8ページで十分な場合もあれば、20ページ程度必要になる場合もあります。
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ホワイトペーパーの種類によって適切なページ数は変わる
ホワイトペーパーには複数の種類があり、それぞれ必要な情報量が異なります。
代表的なタイプごとの目安を整理すると、以下のようになります。
種類 | ページ数の目安 | 特徴 |
ノウハウ型 | 10〜15ページ前後 | 方法・手順を体系的に解説する |
課題解決型 | 10〜15ページ前後 | 課題、原因、解決策を整理する |
チェックリスト型 | 5〜10ページ前後 | 実務で使える項目を簡潔に整理する |
テンプレート型 | 5〜15ページ前後 | テンプレート本体と使い方を掲載する |
比較・選定型 | 8〜15ページ前後 | 選定ポイントや比較軸を整理する |
事例型 | 5〜10ページ前後 | 課題、取り組み、結果を紹介する |
調査レポート型 | 10〜30ページ程度 | 調査結果や分析を詳しく紹介する |
あくまで目安ですが、種類によって適切なボリュームが異なることが分かります。
例えば、チェックリストに20ページの詳しい解説を付ければ、「手軽に使いたい」という読者の期待と合わなくなるかもしれません。一方、数百名を対象にした調査レポートを5ページだけにまとめると、せっかくのデータを十分に活かせないことがあります。
そのため、ホワイトペーパーの種類と読者が期待している情報量を合わせることが重要です。
ページ数を決める前に「一つのテーマ」に絞る
ホワイトペーパーが長くなりすぎる原因の一つが、一つの資料に多くのテーマを入れようとすることです。
例えば、「BtoBマーケティング完全ガイド」という一冊の中で、SEO、Web広告、ホワイトペーパー、ウェビナー、メルマガ、MA、インサイドセールス、KPI設計まで詳しく説明しようとすると、必然的にページ数が増えます。
情報量が多いこと自体は悪くありません。しかし、扱うテーマが増えすぎると、読者が欲しい情報を見つけづらくなったり、一つひとつの説明が中途半端になったりする可能性があります。
ホワイトペーパーでは、基本的に1つのコンテンツで1つのテーマを扱うことをおすすめします。
例えば、「BtoBマーケティング完全ガイド」として一冊にまとめるのではなく、「BtoBのリード獲得方法」「ホワイトペーパーをメルマガで活用する方法」「BtoBマーケティングのKPI設計」「問い合わせ前の見込み顧客と接点を作る方法」など、それぞれを独立したコンテンツとして制作する方法があります。
テーマを適切な粒度に分けることで、それぞれのホワイトペーパーを読みやすいページ数に収めやすくなります。
ページ数が多ければ価値が高いわけではない
ホワイトペーパーを作るときに、「せっかくダウンロードしてもらうなら情報をたくさん入れたい」と考えることがあります。
しかし、ページ数とホワイトペーパーの価値は必ずしも比例しません。
50ページの資料でも、Web上にある一般的な情報を長くまとめただけであれば、読者にとって価値が高いとは限りません。
反対に5ページ程度でも、実務ですぐに使えるチェックリストや自社独自の調査データ、専門家ならではの具体的なノウハウ、テンプレート、比較表などが整理されていれば、十分に価値のあるホワイトペーパーになります。
重要なのはページ数ではなく、読者がダウンロードしてよかったと思える情報が入っているかどうかです。
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ホワイトペーパーの構成例
ページ数が多すぎるホワイトペーパーのデメリット
必要以上にページ数を増やすと、読みやすさだけでなく、制作やマーケティングでの活用にも影響します。
最後まで読まれにくくなる
ページ数が多いほど、読むために必要な時間も長くなります。
特にBtoBの担当者は業務の合間に資料を見ることも多いため、最初から数十ページあると読むことを後回しにされる可能性があります。
ページ数が多い場合には、すべてを精読しなくても内容を把握できるように、見出しや図解、表などを使って情報を整理することが重要です。
伝えたいメッセージがぼやける
複数のテーマを一冊に入れると、「結局この資料は何について説明しているのか」が分かりにくくなる場合があります。
ページ数が増えてきた場合には、一つの資料で解決しようとしている顧客課題が明確になっているかを確認しましょう。
制作工数が増える
ページ数が増えれば、リサーチ、ライティング、図解、デザイン、確認にも時間がかかります。
一冊の大作を作ることに多くの時間を使うよりも、テーマを分けて複数本作った方が、マーケティングで活用しやすい場合もあります。
効果を分析しにくくなる
複数のテーマを扱った一冊だけを公開しても、どのテーマに顧客が興味を持ったのかを判断しにくくなります。
テーマを分けて複数本配信すれば、それぞれのダウンロード数やメルマガでの反応などを比較できるため、顧客が関心を持っているテーマを把握しやすくなります。
ページ数が少なすぎる場合にも注意する
反対に、短ければよいというわけでもありません。
タイトルで「完全ガイド」「徹底解説」と訴求しているにもかかわらず、実際には数ページしかなく、一般的な内容しか書かれていない場合には、読者の期待を裏切る可能性があります。
特に注意したいのが、SEO記事の内容を少し編集してPDFにしただけのようなホワイトペーパーです。
メールアドレスなどを入力してダウンロードしてもらう以上、Web上の記事とは異なる価値を提供する必要があります。
より具体的な手順や実務用チェックリスト、テンプレート、独自データ、図解、具体例、比較表、実際の制作ノウハウなどを加えることで、ダウンロードする意味を作れます。
必要な情報を削って無理に短くするのではなく、タイトルで約束した価値を提供できる情報量を確保しましょう。
ページ数だけでなく1ページあたりの情報量も重要
ホワイトペーパーの読みやすさは、ページ数だけでは決まりません。
例えば、10ページのホワイトペーパーでも、各ページに小さな文字で大量の文章を詰め込めば、読者にとっては非常に重い資料になります。
一方、15ページでも、適度に図解や余白を使いながら情報を整理すれば、短時間で読み進めることができます。
そのため、ページ数だけで判断するのではなく、文章量や見出し、図解、表、グラフ、余白、文字サイズなどを含めて、1ページあたりの情報量が適切かを確認することが重要です。
ホワイトペーパーでは、ページ数を少なくすることより、読みやすい情報量に整理することを優先しましょう。
図解を使うとページ数が増えることもある
文章を図解へ変更すると、必ずページ数が減るわけではありません。
例えば、一つのページに長い文章を詰め込むよりも、最初のページで考え方を説明し、次のページでフロー図を使って整理した方が分かりやすい場合があります。
この場合、ページ数自体は増えますが、読者は内容を理解しやすくなります。
そのため、ページ数を圧縮することを目的にするのではなく、読者が短時間で内容を理解できるかを基準に考えましょう。
10ページに情報を詰め込むよりも、12ページに分けて図解を入れた方が読みやすければ、後者の方が適切です。
表紙やサービス紹介もページ数に含めて考える
ホワイトペーパーのページ数を考える際には、本文だけでなく、表紙やサービス紹介なども含めて考える必要があります。
例えば、全12ページで制作する場合には、以下のような内訳が考えられます。
内容 | ページ数 |
表紙 | 1 |
導入 | 1 |
本文 | 8 |
まとめ | 1 |
サービス紹介 | 1 |
合計 | 12 |
この場合、全体では12ページでも、読者へ提供するメインコンテンツは8ページ程度です。
そのため、企画段階では全体のページ数だけを見るのではなく、本文にどれくらいのページを使えるのかまで考えておくと、構成を設計しやすくなります。
サービス紹介を増やしてページ数を合わせない
「15ページにしたいから、最後にサービス紹介を3ページ追加する」といった作り方はおすすめしません。
ホワイトペーパーは、読者の課題解決に役立つ情報が主役です。
サービス紹介が必要な場合でも、読者のフェーズやテーマに合わせて必要な範囲にとどめましょう。
例えば、潜在層向けのホワイトペーパーであれば、最後に1ページ程度で簡単にサービスを紹介する方法があります。一方、比較検討層向けであれば、実績や支援内容を含めて2ページ程度使うこともできます。
重要なのはページ数を埋めることではなく、読者の次の行動に必要な情報を用意することです。
ページ数は企画・構成を作ってから決める
ホワイトペーパー制作では、最初に「15ページで作ろう」とページ数を固定するよりも、目的やテーマを整理して構成を作った後に、必要なページ数を考えることをおすすめします。
まず、リード獲得や顧客育成、営業活用など、ホワイトペーパーを制作する目的を決めます。次に、誰に届けるのか、その読者がどのような課題を抱えているのかを整理し、一つのホワイトペーパーで扱うテーマを決めます。
テーマが決まったら、読者が内容を理解するために必要な情報を洗い出し、課題、原因、解決策、具体的な方法などを読みやすい順番に並べて構成を作ります。
構成が完成した段階で、それぞれの内容に必要なページを割り振れば、ページ数ありきではなく、内容に合ったボリュームを決められます。
ホワイトペーパーのページ数を決めるときのチェックポイント
ページ数に迷った場合には、テーマ、情報量、読みやすさ、ダウンロードする価値の4つの観点から確認すると判断しやすくなります。
確認する観点 | チェックする内容 |
テーマ | 一つのテーマに絞れているか、複数の資料に分けた方がよくないか |
情報量 | タイトルで約束した情報が不足していないか、同じ説明を繰り返していないか |
読みやすさ | 文章量が多すぎないか、図解や表で整理できないか |
コンテンツ価値 | ダウンロードする意味のある情報が含まれているか |
サービス紹介 | 本編よりもサービス紹介の存在感が大きくなっていないか |
特にページ数が多くなった場合には、「本当に一冊にまとめる必要があるか」を確認することをおすすめします。
長いホワイトペーパーは分割する方法もある
20〜30ページ以上になりそうな場合には、テーマを複数のホワイトペーパーへ分ける方法もあります。
例えば、「ホワイトペーパー完全ガイド」として、ホワイトペーパーの基礎知識からテーマの決め方、作り方、図解、活用方法、効果測定まで一冊にまとめることもできます。
一方、それぞれを独立したホワイトペーパーにすれば、読者が自分の課題に合った資料を選びやすくなります。
さらに、複数のコンテンツに分けることで、テーマごとのダウンロード数やメルマガでの反応も比較できます。一人の顧客が複数のホワイトペーパーをダウンロードすれば、どのような課題に興味を持っているかを把握する材料にもなります。
継続的なコンテンツマーケティングを考えるのであれば、一冊にすべてを詰め込むより、顧客課題ごとに複数のホワイトペーパーを用意する方が活用しやすい場合があります。
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文字が多いホワイトペーパーを読みやすくする方法
「読了させること」だけを目的に短くしない
ページ数を考えるときに、「長い資料は最後まで読まれないから、できるだけ短くした方がよい」と考えることもあります。
もちろん、不要な情報は削るべきです。
しかし、ホワイトペーパーは必ずしも最初から最後まで順番に読まれるとは限りません。目次を見て必要なページだけ読む人もいれば、図解や表を中心に確認する人もいます。
そのため、すべての読者に全文を読んでもらうことだけを目的に短くするのではなく、必要な情報へすぐにたどり着ける構成になっているかを意識することが重要です。
長めのホワイトペーパーでは、目次や分かりやすい見出しを入れ、流し読みでも全体像を把握できるようにしましょう。
ページ数より「情報の密度」を意識する
適切なページ数を考えるうえで、最も意識したいのが情報の密度です。
例えば、同じ15ページでも、一般的な情報を長く説明した資料と、独自データや具体例、チェックリスト、図解などが分かりやすく整理された資料では、読者が感じる価値は大きく異なります。
特に、メールアドレスなどを入力してダウンロードしてもらうホワイトペーパーでは、「Webで検索すれば分かる内容を長くまとめただけ」にならないよう注意が必要です。
自社だから提供できる情報や実務で使えるノウハウ、読者の判断に役立つ情報が含まれているかを確認し、それらを理解しやすい形に整理しましょう。
ページ数を増やすことよりも、限られたページの中でどれだけ価値のある情報を分かりやすく提供できるかが重要です。
まとめ|ページ数ではなく「必要な情報量」から考える
ホワイトペーパーに「必ず○ページ作ればよい」という正解はありません。
ノウハウ型や課題解決型であれば10〜15ページ前後が一つの目安になりますが、チェックリストなら数ページ、調査レポートなら20ページ以上になることもあります。
重要なのは、最初にページ数を決めるのではなく、読者が抱えている課題とホワイトペーパーで伝えたいテーマを明確にし、その課題を解決するために必要な情報を整理することです。
また、ページ数が多ければ価値が高いわけではありません。複数のテーマを一冊へ詰め込むよりも、一つのホワイトペーパーで一つの課題を扱い、必要な情報を分かりやすく整理する方が、読者にとって使いやすいコンテンツになります。
その結果として8ページになるのであれば8ページでも問題ありませんし、15ページ必要なのであれば無理に削る必要もありません。
ホワイトペーパーのページ数は目的ではなく、読者に必要な情報を過不足なく伝えた結果として決まるものと考えることが重要です。
PADOUでは、これまで500本以上のホワイトペーパー制作に携わってきた経験を活かし、テーマ企画、構成、リサーチ、ライティング、図解、デザインまで一貫して対応しています。
「どのくらいのボリュームで作ればよいかわからない」「情報が多すぎて整理できない」「一冊にまとめるべきか複数本に分けるべきか迷っている」といった段階からでも、目的や顧客課題を整理しながら適切な構成をご提案します。
ホワイトペーパーの企画や制作についてお悩みの場合は、まずはお気軽にご相談ください。
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